設立趣旨書


 日本の子供たちの体力低下が社会問題となっていますが、大きく改善されるには至っていません。
 また、何らかのスポーツクラブ等に入っている子供たちの身体活動時間は非常に多いが、クラブに入っていない子供たちの身体活動時間が少ないという二極化も問題となっています。
 体育系のクラブに入っていない子供たちにもスポーツが得意になってもらうことで、身体活動時間が増加し体力向上につながるのではないかと考えます。

 以下の図は運動環境のスパイラルです。

               

このようにスポーツを好きになれば自然と運動量も増え、そしてスポーツが得意になっていくのです。

 「現在スポーツに興味を持ちはじめた子供がスポーツが得意になっていく、現在すでにスポーツをやっている子供が更に上手くレベルアップしていく」、私たちはトレーニング指導を通してそんな環境作りを目指しています。

 自身はプロや大学レベルの野球選手そしてフェンシング・柔道・競泳など様々な日本代表レベルの競技選手にトレーニング指導を行っています。
 彼らが子供のころにしっかりとしたトレーニングを行っていれば、もっと強い選手になっていたかもしれないと、彼らの指導を行う際にいつも感じています。
 これまで20年以上トレーニング科学に携わってきましたが、数年前よりドイツのトレーニング科学を深く学んでいます。

 ドイツの東独時代から50年以上続くトレーニング科学の研究成果は、ドイツがオリンピックや世界選手権でのメダル獲得数が常に上位(対人口比)にいる事で証明されています。
 このトレーニング理論を用いて、日本の子供たちにトレーニングを指導する事で、子供たちに興味と勇気を与え運動が好きになり、運動能力が向上しスポーツが得意になり、そして体力低下が改善されていく、延いては強い日本代表選手が育っていくものと考えています。

 自身が千葉県在住時に近隣の子供たちにドイツのトレーニング科学を用いたトレーニング指導を行っていました。
 その成果は子供たちの運動能力と体力向上に現れ、口コミで参加者が増えていき、数年で定員いっぱいとなりました。
 この取り組みを、まずは相模原を起点に広げていき、一人でも多くの子供たちがスポーツを得意とし体力向上につなげていきたいと思っています。

 また同じく千葉県在住中に、生活習慣病の予防・改善のための運動プログラムや、NPO法人スマイルクラブが行っていた障がいのある子供たちに対する運動教室、また 市町村が企画した中高齢者運動プログラムを手伝わせていただきました。
 これまでの研究やトレーニング指導経験を生かし、子供から高齢者を対象にあらゆる運動目的に応じた運動プログラムを展開していきたいと考えています。


私たちのミッション

1. ドイツのトレーニング科学を軸にスピードや敏捷性、柔軟性トレーニング等を取り入れたスクール
 を展開し、スポーツ・トレーニング指導を通じて子供たちの可能性を引き出していきます。
2. 指導者育成に関する研修事業を行って行きます。
3. 地域の中高齢者が生き生きとより元気になるように、トレーニング指導をしていきます。
4. 障がいのある子供たちへ仲間とスポーツをすることの楽しさを伝えていきます。
5. 生活習慣病のある方もより元気な生活ができるよう、生活習慣病の予防・改善を目的としたトレー
 ニング・指導を行っていきます。
6. 地域の方たちを対象に、子供のトレーニングと障害予防ケア・運動能力向上に関わるセミナーを
 開催し、情報提供に関する事業を行います。
7. 地域の小学校、中学校、高校、大学に指導者を派遣し、全国大会に出場できるようクラブの
 競技力を強化する事業を展開し地域の活性化に寄与します。
8. トレーニングを通してドイツをはじめ海外の指導者及び子供たちとの国際交流事業を行います。